中古車の買い方 納車
中古車の買い方の最後のポイント、納車時の注意点をいくつかあげていきます。
当たり前ですが、中古車の納車時には、新車の納車以上の注意を払いましょう。
中古車販売店に自分で車を取りに行くのなら、運転免許証と契約書だけは忘れずに持ってください。
中古車に限らず、納車は外観に新しく目立つ傷、へこみなどがついていないか確認するために、日中の明るいうちに取りに行くことをオススメします。
夕方や夜、雨の日などは確認しづらいので、できれば納車日を延期した方がいいかもしれません。
車検証や自賠責保険の記載事項に間違いがないかも、忘れずに確認しましょう。
車の説明書や保証書、整備手帳など、もらうべき書類がちゃんと揃っているかも、中古車販売店にまかせきりではなく、自分でチェックします。
不具合の修理や車内のクリーニングなど、中古車販売店側が納車の時までにしておくと約束したことがあれば、絶対に納車の時点で、満足できる状態になっていることを確認しましょう。
装備品などが契約時のままになっているかも、念のために確認しておいた方がいいです。
社外パーツがかっこよくて買ったのに、純正パーツに戻されていたと後で気がついても、どうすることもできません。
整備の時のうっかりミスで、あるべきものがないということも考えられるので、なるべく丁寧に確認しておく必要があるのです。
中古車の納車は、自宅に車を持ってきてもらうのではなく、面倒でも自分で中古車販売店に出向く方が、何か不具合があった時に対処しやすいと思います。
中古車の買い方 試乗
中古車の買い方で気をつけたいことの一つとして、試乗する時の注意点があります。
もちろん、中古車はなるべく試乗して状態を確かめた方がいいのですが、試乗する前に中古車販売店側に確認しておくべきことがあるのです。
まず、万が一、試乗中に事故が起きた場合の補償はどうなるのか、もし傷などをつけてしまった場合には賠償責任があるのか、事前にきいておきましょう。
事故が起きた際や傷などをつけた時に、いくらかの金額を負担しなければいけないようなら、店員さんに運転してもらって、助手席に同乗する方が無難かもしれません。
自分で運転しない分、不具合のチェックに専念できるというメリットもあります。
さらに、試乗するなら、運転のしやすい昼間ではなく、雨の日や暗くなってからの試乗の方がたくさんのポイントをチェックできるでしょう。
また、中古車を試乗する時は、特に不具合がなければ購入するというくらいの気持ちで試乗を申し込んだ方がいいと思います。
新車とは違って、中古車は試乗する車そのものが商品です。
試乗した分、走行距離だって増えますし、傷がつくというリスクもありますから、中古車販売店側にしてみれば、試乗したんだから買ってくれという気持ちにもなるでしょう。
買わないのであれば、どこが気に入らなかったのか、はっきりといった方がいいかもしれません。
ただあれもこれも試乗させてくれというのは、中古車販売店にも迷惑になりますし、購入意欲を疑われてしまいます。
中古車の買い方 見積もり
中古車の買い方のプロセスにぜひ入れてほしいのが、購入候補車の見積もりを取ることです。
中古車を買う時にかかる費用は、車両の本体価格だけではありません。
整備費用などの付帯費用は、その中古販売店やその車の状態によってまちまちですから、見積もりを取ってみると、掲載されていた価格よりもずっと高かったということもよくあるでしょう。
面倒でも見積もりはしっかりと取って、何にいくらかかるのか契約の前にチェックしておくと、悪質な業者にも引っかかりにくくなると思います。
見積もりの取り方は、インターネットサイトやメールを使って依頼する方法、中古車販売店に電話してFAXで送ってもらう方法、直接お店に行って見積もりを依頼するなどいろいろあります。
自分のほしい条件に合った中古車の見積もりを簡単に取れるという意味では、インターネットの検索サイトで条件に合う候補車を探し、一括して複数の中古車販売店に見積もりを依頼するのが一番便利でしょう。
でも、ちょっとした注意も必要になります。
見積もりを依頼して、普通に付帯費用などを明記した見積もりが取れた場合、「その車はあいにく売り切れてしまいました」と返答される場合はいいのですが、「その車は売れてしまいましたが、代わりにこの車はいかがですか?」という答えが返ってきたら要注意です。
あなたがほしいと思った車は単なる客寄せのためのエサで、最初から違う車を売りつけようとしていたのかもしれません。
見積もりを依頼した車よりも高い車を売ろうとしてくる中古車販売店は、付帯費用もやたらと高いことが多いので、避けた方がいいと思います。