プリウス
プリウスはトヨタが開発・発売した世界初の量産ハイブリッドカーです。
プリウスの未来の車を思わせる独特のデザインは、空気抵抗を少なくして燃費を上げるという工夫でもあります。
プリウスは単にハイブリッドカーというだけでなく、トヨタの最新技術が詰め込まれた車です。
これまでは燃費がいい分、車体価格が割高で普通のガソリン車と比較して元を取るまでにはかなり走る必要がありましたが、2009年の最新モデルでは205万円台からになりました。
今までのプリウスよりも装備が充実したにもかかわらず値下げされ、さらに政府の環境対策によるエコカー減税、新車購入補助制度などの影響もあり、新型プリウスは納車まで半年近く待つ人気です。
この人気に加え、新型プリウスは元々あまり利益がでないくらい価格をギリギリに下げた車なので、本体価格での値下げはほとんど期待できません。
また、低速で走行していると、エンジン音がしないため、歩行者に気づかれにくいという点にも注意が必要です。
プリウスはアメリカを始め、イギリスやヨーロッパを中心に世界四十四ヶ国で販売されており、エコに関心が高いセレブを中心に人気を集めています。
2004年度の北米カー・オブ・ザ・イヤーや2006年度のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーなど、様々な賞を受賞しているプリウスは、マニアといえるくらいのファンを持つ車でもあります。
今ではプリウスの他にもハイブリッドカーが発売されていますし、低燃費の車はたくさんありますが、「トヨタのプリウスでないと!」という人も多いのです。
レガシィ ツーリングワゴン
レガシィツーリングワゴンは、1989年の発売以来、高い人気を誇っています。
スバルの代表的な車であるレガシィツーリングワゴンは、日本だけでなく、海外でも人気のステーションワゴンです。
高い走行安定性と動力性能、洗練されたエクステリアがレガシィツーリングワゴンの魅力でしょう。
2009年の5月に、レガシィツーリングワゴンはフルモデルチェンジしました。
乗り心地のよさを追求した結果、ボディサイズは大きくなりましたし、外観のデザインもかなり変更されたため、従来のレガシィツーリングワゴンファンの中には、「以前の方がよかった!」とがっかりする人も多いようです。
とはいえ、全車に横滑り防止装置のVDC(ビークルダイナミクスコントロール)とデュアルSRSエアバッグを、主要モデルにはSRSサイド&カーテンエアバッグを標準装備しているなど、安全装備は大幅に強化されたといえるでしょう。
水平対向2.5リッターエンジンが全車に搭載され、排気量も上がりました(2リッターエンジンがラインナップから外れてしまったことを惜しむ人も多いようですが)。
レガシィツーリングワゴンのよさは、特に悪天候時や高速道路での運転で実感できると思います。
一度、レガシィツーリングワゴンの運転に慣れてしまうと、他の車を運転する気になれないというユーザーもいるくらい、走行性能が安定しているのです。
また、ステーションワゴンにしては燃費がよく、静粛性にも優れています。
フリード
フリードはホンダのコンパクトミニバンです。
2008年下半期のミニバン登録車販売台数で第1位になりました。
コンパクトにもかかわらず、低床の設計で室内は広々としています。
また、荷室が広いので、自転車やスノーボード、スキー、キャンプ用品などを積むのにも便利です。
フリードには、五人乗り、七人乗り、八人乗りのモデルがあり、それぞれのライフスタイルに合わせて選べます。
女性でも運転しやすいので、日常の移動手段にもいいですし、週末には二家族が一緒に一台のフリードに乗って、愉しくレジャーに行くなんていう使い方もできるでしょう。
後部がスライドドアになっているのも、フリードの人気の理由の一つです。
フリードは燃費やハンドリングもよく、街中や山道のコーナーなどもしっかり曲がれるので、普段のお買い物から高速道路での遠出まで、快適に走行できます。
フリードに乗ってみるまでは、1.5リットルのエンジンに不安を覚える人も多いようですが、運転してみると、意外なほどスムーズに走れるのです。
人気のフリードですが、弱点もあります。
一つ目は価格がちょっと高めなこと、もう一つは内装がプラスチックだらけで安っぽいと感じる人がいることです。
他にも多少の欠点はあるでしょうが、乗り降りがしやすくてゆったり乗れるので、小さなお子さんがいる家庭や年配の方が同乗する機会が多い家庭にはいい車だと思います。