ゴルフ フォルクスワーゲン
フォルクスワーゲンのゴルフはハッチバック型の自動車で、フォルクスワーゲンの中で最も販売台数の多いモデルでもあります。
世界中で販売されており、日本でも人気の高い車です。
1974年にドイツの「国民車」として誕生したゴルフは翌年の1975年には日本にも導入され、2007年の2月末の時点で累計60万台を輸入しました。
ゴルフの全世界での生産台数は2500万台を突破しています。
2009年の4月14日には、六代目となるゴルフがフルモデルチェンジして発売され、さらにその性能を向上させたのです。
フルモデルチェンジすると、以前からのファンはがっかりすることが多いものですが、ボディのデザインはそれほど大きく変わっていません。
でも、エンジンとパワートレイン系は従来のよさを残しつつ、より機能がアップしています。
燃費もかなりよくなりました(ツインジャージでも16km/L台)し、ESP(横滑り防止装置)やドライバーの下肢損傷のリスクを軽減する運転席ニーエアバッグなど九つのエアバッグ、前面衝突時の衝撃を検出する音響センサーを標準装備しているので、安全性も高まっているのです。
遮音フィルムを挟み込んだフロントウインドーや長時間のドライブでも疲れにくいフロントシート、後部座席でもゆったりと座れる広い車内、シートアレンジがしやすい作りになっているのもゴルフの魅力だと思います。
ゴルフはさすがドイツ車といいたくなるような質実剛健さと上品さを兼ね備えた理想的な車なのです。
ヴェルファイア
トヨタのヴェルファイアは、新車価格が300万円から469万円くらいの大型ミニバンです。
力強く男らしい印象のボディデザインに加え、車内空間の広さや内装の丁寧な作り込みなどが人気を集めています。
車名のヴェルファイアは、「Velvet(物静か)」と「Fire(情熱)」を組み合わせた造語で、「クールな情熱を持つ車」という意味だそうです。
姉妹車のアルフォードよりもヴェルファイアの方がやや若者向けの印象がありますが、高級感や走行安定性、先進の運転支援機能、優れた操縦性、クラストップレベルの安全性能などは変わりません。
ヴェルファイアとアルフォードはミニバンの最高峰で、ラグジュアリーミニバンとも呼ばれています。
ヴェルファイアは、標準車でも充分に車を持つ喜びを味わえる車ですが、モデリスタ・パーツなどでカスタマイズすれば、より自分だけのかっこよさを楽しめるでしょう。
特別仕様車も魅力的です。
ヴェルファイアは、クリアランスソナー&バックソナー、ヒルスタートアシストコントロール、雨滴感知式フロントワイパー、ステアリング協調車両安定性制御システム(S-VSC)などの装備が快適な運転を助けてくれますし、衝突の危険をセンサーが感知し、安全装備を早めに作動させるプリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)やアクセルペダルに足をかけなくても設定した車速内で車間距離を保った走行ができるレーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付き)、レーンキーピングアシスト(LKA)がメーカーオプション選択できるモデルもあります。
MINI Cooper
MINI Cooperは車にあまり興味がない人でも、つい注目してしまうような印象的なデザインです。
「ルパン三世」や「シティハンター」にも登場しましたし、「ミニミニ大作戦」という映画も製作されていますから、MINI Cooperという車名は知らなくても実際にみたら、「ああ、この車!」と思う人も多いでしょう。
MINI Cooperはイギリスが生んだ大衆車で、40年以上に渡り生産販売されていました。
現在では、ローバーがドイツのBMWの傘下に入ってしまったため、100%新しい設計のMINI Cooperが生産販売されています。
BMWが開発したMINI Cooperは「MINI」と大文字で表記され、それ以前のMINI Cooperは「Mini」と小文字で表記される他、「クラシックミニ」などと呼ばれて区別されているのです。
新しく設計されたMINI Cooperは、外見は以前のままのレトロでかわいらしいデザインを踏襲していて、中身はドイツ車のよさを最大限に発揮している魅力的な車になっています。
その乗り心地のよさは、うっかり試乗すると買わずにはいられなくなるという評判です。
クラシックミニは生産を終了してしまいましたが、クラシックミニでなければミニではないというファンも多く、クラシックなMiniやMini Cooperを専門に扱うショップやクラシックミニオーナーの会、イベントなどもあります。