エコカー減税とは
「エコカー減税」と言うのは、2009年4月から始まったエコカーに掛かる税金を減らしてくれる制度です。
では、エコカーとはどのような車のことを言うのでしょうか。
ハイブリッド自動車や電気自動車などの次世代を担う自動車はもちろんのこと、国土交通省が定めている排出ガスと燃費の基準値をクリアしたガソリン自動車も対象になります。
その基準値とは、平成15年10月以降に新しく型式認定を受けた自動車で、排気ガスを75%低減した「平成17年排出ガス基準75%低減レベル認定車」を取得できた車であることが条件です。
そして、地球温暖化対策の一環で改正された「省エネルギー法」に基づき、2010年までに達成しなければならない目標基準値をクリアしている「平成22年度燃費基準達成車」であり、その燃費が「平成22年度燃費基準+25%、+20%、+15%」のどれかをクリアした自動車が、エコカー減税のガソリン車の対象になります。
次に、どのような税金を減らしてくれるのでしょうか。
それは、自動車に対し、その所有者に課せられる都道府県税の「自動車税」、新車購入時と車検の時にかかり、自動車の重量に対して課税される国税の「自動車重量税」、都道府県と市町村の道路に関係する費用にする、都道府県が自動車取得に対してその取得者に課する目的税の「自動車取得税」の3つです。
自動車が、どれだけ基準をクリアしているかによって、税金の優遇率も違ってきますので、よく考えて自動車を購入しましょう。
新車の買い方 新車購入の諸費用
新車の買い方で知っておいてほしいのが、新車購入の諸費用です。
新車は本体価格のみの金額で購入できるわけではありません。
おおよその目安として、本体価格の10~20%が諸費用としてかかると考えた方がいいでしょう。
予算を多めに見積もっておかないと、納得のいく新車が買えないことも多いので、予算には余裕を持つようにしてください。
新車購入の諸費用の大体の内訳としては、自動車税、自動車取得税、自動車重量税、消費税などの税金、強制加入保険の自賠責保険料、検査登録手続代行費用、預かり法定費用、ナンバープレート料金、自動車リサイクル料金、カットできたり、サービスになることも多いですが、納車費用と車庫証明書の取得代行費用(一般的には、検査登録手続代行費用に含まれる)、下取りしてもらう時には下取り査定費用などがかかることもあります。
車両の本体価格が高ければ、その分、諸費用にかかってしまう金額も大きくなるので、予め、諸費用にかかる分の金額も予算に組み込んでおきましょう。
ちなみに、ナンバープレート料金は都道府県によっても違いますし、特にナンバーに希望がなければサービスしてくれることもあるようです。
預かり法定費用とは、検査登録や車庫証明書の取得に必要な印紙代で、これも金額は都道府県によって異なります。
この他にも、新車購入の諸費用として、納車準備費用など色々と名目をつけてお金を掠め取ろうとするディーラーもあるみたいです。
不明な点があったら、納得がいくまで質問して、いいなりに支払わないように注意しましょう。
新車の買い方 車種を選ぶ
新車の買い方としては、まず、自分が車に求める条件を考え、車種を選ぶというのが一般的な方法だと思います。
この車メーカーが好きだと限定している人も多いですが(トヨタ車以外には乗りたくないとか)、そうではない場合、同じようなタイプの車が複数の車メーカーから発売されているでしょう。
例えば、同じコンパクトカーでも、メーカーによってそれぞれ特徴があります。
価格、燃費、安全性能、基本スペックなど、まずはカタログに掲載されている情報を比較してみてください。
わざわざお店まで出向かなくても、インターネットを使えば簡単に調べられます。
気になる車種が絞り込めたら、必ず、試乗するのが大切です。
運転してみるとイメージと違ったということはよくあるので、試乗は欠かせません。
よく出回っている人気車種なら、レンタカーで借りて乗ってみるというのもいいですね。
せっかく新車を買うのですから、買った後も満足して乗れる車を選びたいものです。
新車を買ってしまった後、その車種がフルモデルチェンジして、買った車よりもかっこよくなったなんてことのないように気をつけましょう。
私は昔、買おうと思った車種のラインナップに欲しい色がないので、仕方なくシルバーを買ったら、購入後に欲しかった色がランナップに加わって悔しい思いをしました。
ある程度は運もあると思いますが、なるべくたくさんの情報を集めて、後悔のないようにしたいものです。
私も街で欲しかった色の同じ車種を見かける度に悔しい思いをしましたから、こういう後悔はけっこう引きずるはずです。